【愛猫の健康を守るために】キャットフードパッケージの読み方と保存方法を徹底解説!

【愛猫の健康を守るために】キャットフードパッケージの読み方と保存方法を徹底解説!

キャットフードを選ぶ際、「パッケージ表示の見方が分からない」と悩んでいませんか?適切なキャットフードを選ぶためには、パッケージの内容を理解することが不可欠です。本記事では、初心者でも分かりやすいように、パッケージ表示の基本や成分表示のチェックポイント、保存方法などを詳しく解説します。この記事を読むことで、愛猫の健康管理に必要な情報をしっかり把握し、安心してフード選びができるようになります。愛猫のために最適なフードを見つけるお手伝いをしますので、ぜひご覧ください。

1.キャットフードパッケージの読み方

キャットフードのパッケージ(外袋)には、猫の健康管理に必要な情報が表示されています。愛猫に適したフードを選ぶために、以下の項目をチェックしましょう。

1. パッケージ表示の基本

1.「商品名・猫用」の表示

愛猫に与えるペットフードは、「猫用」などと表示されたものから選びましょう。

2.「目的」の確認

キャットフードのパッケージには、「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」のいずれかの目的が表示されています。

  • 「総合栄養食」: そのフードと水を与えるだけで健康が維持できるよう、必要な栄養バランスが整えられたもので、毎日の主食として与えることを目的としています。
  • 「間食」: おやつ・ごほうび・コミュニケーションの手段などとして与えることを目的としています。
  • 「療法食」: 栄養成分の量や比率が調節され、特定の病気や健康状態の猫の栄養サポートを目的とし、獣医師の指導のもと、食事管理に使用されます。
  • 「その他の目的食(一般食・副食・栄養補完食など)」: 上記の3つ以外のもので、嗜好促進のおかずタイプのフードやサプリメントなどが含まれます。
rochi
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ぼくのごはん、ちゃんと目的を見て選んでね!

2. 成分表示のチェック

「成分表示」欄

キャットフードのパッケージには「成分表示」という欄があり、たんぱく質や脂肪といった主な栄養素や水分の重量比が表示されています。たんぱく質・脂肪は「○%以上」と最低値が、繊維質・ミネラルは「○%以下」と最大値が記載されていますので、気になる栄養素はここで確認しましょう。

3. その他の情報

1.「原材料名」

原材料は、重量順に記載されています。つまり、最初に記載されている原材料が最も多く含まれています。猫にとって高タンパク質なフードを選ぶためには、動物性タンパク源(肉、魚介類など)が最初に記載されているフードを選ぶことが大切です。

※原材料については他の記事に詳細ありますのでご覧ください。

2.「内容量」

フードの正味量。一般的には、グラム(g)やミリリットル(ml)で表示されます。

3.「原産国名」

ペットフードの原産国名には、そのペットフードに実質的な変更をもたらす最終加工工程を完了した国の名前が記載されます。
例えば
単一の場所で最終加工工程が行われた場合: その場所の国名
複数の場所で加工工程が行われた場合: 最終的な加工工程が行われた場所の国名
リパックや詰替えのみを行った場合: リパックや詰替えを行った場所の国名は記載されず、最終加工工程が行わ          れた場所の国名が記載される
注意点:
・原産国名は、必ずしも原材料の産地を意味するものではありません。
・原材料の産地を知りたい場合は、パッケージに記載されている原材料表示を確認する必要があります。

rochi
rochi

原材料の産地は別に書いてあるから、原産国と原材料は区別しないとにゃ

4.「事業者名および住所」

製造・輸入・販売のいずれかの業者の名称と住所、連絡先(任意)
製品に関する問い合わせやクレーム対応のために記載されます。また、消費者に対して信頼性を提供するためにも重要です。具体的な例を挙げると以下のようになります。

製造者:〇〇株式会社
住所:東京都渋谷区○○丁目○番○号
TEL:03-1234-5678

5.「給与方法」

給与方法には、ペットの健康と栄養を最適に保つための具体的な指示が含まれています。一般的には、以下のような情報が書かれます。


・給与量の目安
ペットの体重や年齢、活動レベルに応じた1日の推奨給与量が示されます。通常、表形式で記載されることが多いです。


・給与回数
 1日に何回給与するかの目安が書かれています。例えば、「1日2回」や「1日3回」などです。


給与量の目安と給与回数の例

給与量の目安(1日分):
体重 給与量
2-3kg 30-40g
3-4kg 40-50g
4-5kg 50-60g
給与回数:1日2回

・給与方法のアドバイス
 新しいフードに切り替える際の方法や、フードの与え方に関するアドバイスが記載されることがあります。

給与方法のアドバイスの例

新しいフードに切り替える場合は、1週間かけて徐々に量を増やしてください。初日は旧フードに対して10%程度の新フードを混ぜ、徐々に新フードの割合を増やします。

・特別な注意点
 フードを給与する際の注意点や、特定の条件下でのアドバイスが含まれることがあります。

特別な注意点の例

常に新鮮な水を用意してください。妊娠中や授乳中の猫には獣医師に相談してください。

・調整方法
 ペットの体調や活動量に応じて、給与量を調整するためのアドバイスが記載されます。

調整方法の例

運動量の多い猫には給与量を10%増やしてください。体重管理が必要な場合は獣医師に相談してください。
rochi
rochi

ごはんの量や回数も、ここを見ればバッチリにゃ!

6.「賞味期限」

未開封の状態で保存し、品質が保たれる期限
製品が最も良い状態で消費できる期限を示す日付。通常、以下の形式で記載されます

年月日:例「2025年12月31日」
年月:例「2025年12月」
西暦で表記される場合もある:例「12/31/2025」

2.キャットフードの賞味期限と保存方法

1.賞味期限

1.ドライフード

・未開封: 1年~1年半
・開封後: 約1ヶ月

2.ウェットフード

・未開封: 2年~3年
・開封後: 当日のうちに使い切るのが良い

※開封後は酸化や雑菌の繁殖が進むため、鮮度が落ちてしまいます。特にウェットフードは水分が多いので、開封後は早めに与えることが重要です

※賞味期限を過ぎたキャットフードは、栄養価が低下したり、嘔吐や下痢の原因になる可能性があるため、与えないことが推奨されています

rochi
rochi

ウェットフードは開けたらすぐ食べるにゃ!

2.保存方法

1.ドライフード


湿度が高い場所を避ける: 高温多湿な場所は避けて、冷暗所で保管します。キッチンの下や洗面所は湿度が高い  ため、冷蔵庫や床下収納、食器棚などの冷暗所が適しています。
直射日光を避ける: 直射日光の当たる場所に置かないようにしましょう。日光に当たるとキャットフードが酸化しやすくなります。
温度変化の少ない場所で保管する: 1日の温度変化が少ない場所で保存することが大切です。冷蔵庫は扉の開け閉めで結露が生じ、湿気やカビの原因になるため避けましょう。
開封後は空気に触れないよう密閉して保存: 開封後のドライフードはなるべく空気に触れないように密閉保存が基本です。保存用袋止めクリップやジップロックを使って袋の口をしっかり閉めましょう。また、小分けにして真空保存する方法も効果的です。

2.ウェットフード


冷蔵庫で保管する: 開封後のウェットフードは必ず冷蔵庫で保管しましょう。別の器に移し替えて保存することをおすすめします。
翌日までに食べきる: 開封後のウェットフードは翌日までに食べきることを目指しましょう。風味が落ちるため、できるだけ早く消費することが大切です。

rochi
rochi

直射日光と湿気は僕のごはんの大敵にゃ!

3.まとめ

1.パッケージ表示の基本

まず、キャットフードのパッケージには「商品名・猫用」と明示されていることを確認しましょう。これにより、愛猫に適したフードであることがわかります。次に、「目的」の表示をチェックします。目的は「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」のいずれかです。特に「総合栄養食」は、これだけで猫の健康を維持できるように栄養バランスが整っています。

2.成分表示のチェック

成分表示には、たんぱく質や脂肪、水分などの重量比が記載されています。たんぱく質・脂肪は「○%以上」、繊維質・ミネラルは「○%以下」として記載されています。高タンパク質なフードを選ぶためには、動物性タンパク源(肉、魚介類など)が最初に記載されていることを確認しましょう。

3.その他の情報

  • 原材料名: 原材料は重量順に記載されています。最初に記載されているものが最も多く含まれています。
  • 内容量: フードの正味量がグラム(g)やミリリットル(ml)で表示されています。
  • 原産国名: 最終加工工程を行った国が記載されていますが、原材料の産地を意味するものではありません。
  • 事業者名および住所: 製造・輸入・販売業者の名称と住所が記載され、問い合わせやクレーム対応のために重要です。
  • 給与方法: ペットの体重や年齢、活動レベルに応じた1日の推奨給与量や回数が示されています。新しいフードに切り替える際の方法や注意点も記載されています。
  • 賞味期限: 未開封の状態で品質が保たれる期限が示されています。ドライフードは未開封で1年~1年半。開封後は約1ヶ月が目安です。ウェットフードは未開封で2年~3年、開封後は当日中に使い切るのが良いです。

4.キャットフードの保存方法

  • ドライフード:
    • 高温多湿な場所を避け、冷暗所で保管。
    • 直射日光を避ける。
    • 温度変化の少ない場所で保管。
    • 開封後は密閉して保存。
  • ウェットフード:
    • 開封後は冷蔵庫で保管。
    • 翌日までに食べきる。

これらの保存方法を守ることで、フードの鮮度を保ち、猫の健康を守ることができます。賞味期限を過ぎたキャットフードは、栄養価が低下し、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、使用しないようにしましょう。

5.重要なポイントまとめ

  • 商品名と猫用の表示を確認
  • 目的(総合栄養食など)を確認
  • 成分表示をチェックし、高タンパク質のフードを選ぶ
  • 原材料名、内容量、原産国名、事業者名および住所を確認
  • 給与方法と賞味期限を確認
  • ドライフードは冷暗所で密閉保存
  • ウェットフードは冷蔵庫で保管し、翌日までに消費

これらのポイントを押さえた上で、愛猫に最適なキャットフードを選び、適切に保存することが重要です。

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